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【濱マモル】外出自粛期間中コラム

2020/04/17

記事カテゴリ:ライターコラム

 

キンミヤ焼酎からのいいちこロックと、鉄板の継投策でほろ酔いになりながらTVをぼんやり見ていたら、芸人さんたちが「誰が先輩、誰が後輩」などといったトークで盛り上がっていた。


芸人さんたちにとって、先輩と後輩の関係性は絶対だと聞く。芸歴が長い方が先輩であり、後輩は先輩に敬語。対して、先輩はどんなに売れている後輩、或いは年上の後輩であっても飲みの席では借金してでも奢るほどの縦社会だそうだが、我々ガイドワークス内のライターはどうであろうか。何となく考えてみた。


個人的な立場でいえば、直近の後輩はバイソン松本くん。かつては豆武者くんというライターもいたが、いつのまにやらフェードアウトしていた。一方、ガイドの最終ページに記されているライター陣の、アタシよりも手前の方々は全て先輩。厳密にいえば今やNPO法人の代表であるクズ田中くんも雑誌「パチパチ一か月」で活躍していたことを考えるとキャリア的に先輩であり、敬意を表して「くん」付けで呼んでいる。


これはまりもも同様で、年下ではあるものの先輩なのだからペンネームで呼ぶ際はともかく普段は大竹くんと呼んでいるわけだが、かといって敬語を使うかといえばそうではない。この感じは基本的に、どのガイドライター同じなのではないだろうか。


もちろん、先輩たちへの尊敬の念はある。ただ、芸人さんたちのそれとは違って絶対的なものではなく、むしろ重きを置くのは年齢。キャリアよりも人生の先輩に対して敬語を使う傾向にあるよう思えるのである。


サラリーマンを経てガイドの門を叩いたからか、既にそこそこの年齢だったアタシ以降にガイドへ迷い込んできた人々は年下ばかりだ。唯一、年上の後輩という微妙な関係性は八百屋コカツおじさんだけなのだが、この人とはかつて存在したガイド系SNS「パクチィ」で知り合った仲であり、当時はチャキチャキの八百屋。仕事ぶりに加えて、当然、人生の先輩でもあるから敬語で接するわけであり、同僚となった今でもそれは変わらない。


ただ、ここでまたふと考えた。もしも、八百屋コカツおじさんと全く面識がない状態でライターの後輩として現れたら、果たして敬語を使っていただろか。いいちこのボトルがなくなり、2本目を空けた瞬間に出した答えは否。読んで字の如く、敬う気持ちがなければ敬語は使えない。結局はそういうことなのだが、八百屋コカツおじさんの人間味が溢れるダメさ加減は大好きです。