全国的に有名な珈琲店が近所に新しく出来たので、娘と行ってきました。
車だったので、駐車場に停めようとしたらさすが人気店。どこも満車なんです。
「こりゃ買うのは無理じゃね」と諦め半分、店の周りをウロウロ走っていたら、おいおいドライブスルーがあるじゃないかい。
さっそく列に加わり順番を待つことにしたわけですが、こちらも店内同様長蛇の列。
参ったなぁと思いながらもしばらく待つと自分の番になったので、娘に「何を飲みたい?」と聞いてみたら「うーん、○○○○○○○○○○○○フラペチーノ!」と言ってきたんですよね。
出た、人気珈琲店にありがちな長い魔法みたいな商品名。
ムム見間違いも噛み噛みで自己紹介する滑舌の悪い自分なので、ちゃんと言えるのか超不安。それでも注文しなきゃいけないので「○○○○○○○○○○○○フラペチーノとアイスコーヒーをお願いします」と若干噛み噛みで伝えると、「かしこまりました!」と女性店員さんの元気な声が聞こえたので、ホッ。受け取り口に行き商品をもらって、帰ったんですがね。
店から離れた数分後、後部座席に座っていた娘が、「これ、○○○○○○○○○○○○フラペチーノじゃない」と言っているじゃないですか。
急いで車を停めて確認してみたら……カフェオレとアイスコーヒーが袋の中に入っていたんです。
○○○○○○○○○○○○フラペチーノと注文したのにカフェオレって!
そりゃ若干噛み噛みだったけれど、文字数も全然違うじゃないかい。
すると娘が「お店に行って注文と違うことをちゃんと伝えて、取り替えたほうがいいよ。間違った店員さんのためにもね」と小学生とは思えない正論を言ってきたので、再び戻ることにしたんです。
お店に到着すると、駐車場はまだまだ満車。
しかたないのでドライブスルーに向かって、商品を取り替えようと長蛇の列に加わりました。
数分後、自分の番がきたので、証拠となるレシートを手に取り事情を説明しようとしたら……。
レシートに「カフェオレ・アイスコーヒー」と書いてある!!!
これじゃ説得力のある説明ができないじゃないかい!
結局、頭の中が真っ白になって「○○○○○○○○○○○○フラペチーノをひとつお願いします」と注文してしまいました。
受け取り口に行くと、先ほど対応してくれた女性店員さんが「あれ? さっきも来ましたよね?」と絶妙なパスをしてきたので、「実はカフェオレが間違って入っていまして……」と言おうと思ったのですが、チキンスキルが発動して「ええ、○○○○○○○○○○○○フラペチーノが大好きなんです」と嘘をつく始末。
女性店員さんは「私も○○○○○○○○○○○○フラペチーノが大好きなんですよ。美味しいですよね」と笑顔で話してくれたので、これで良かったのだと思います。
○○○○○○○○○○○○フラペチーノも滑舌良く注文できるようになったし。
正解はC
※Aは玉ちゃん。Bは髙田さん。