どもども、齢50歳を過ぎた熟年ライターの青山シゲキと申します。っていうか、普通こうした実戦記事といえば、新進気鋭の若者ライターを抜擢するのが通例なのに、なんでまた裏方仕事がメインのロートルを引っ張り出したんだか…。
軽く理由を聞いたところ、どうやら今回の試打実戦は
・初代の『CRビッグドリーム〜神撃』を打ったことがある
・単純明快な演出が好き
・あまり長時間打たない
・少ない投資金額で遊技する
そんな基準でライターを選んだとのこと。
…。……。………え〜、つまり要約すると、8年前に登場した『初代』が好きで、昨今の複雑な演出が苦手で、ヒマがないくせに貧乏そうに見える私が最適だ…と。
ちょっと釈然としないケド、確かに最近の私のパチンコ実戦は長くて3時間、短いと1時間程度の勝負が中心。年始に登場したミドルタイプの『Pビッグドリーム3』を打った日には、一度も当たらずにお帰りすることがザラだったケド、果たして『77ver.』はどーなんだろ?
宝箱出現で大当り!
というわけで今回のショールーム試打は短時間勝負を想定してのMAX2時間実戦。下手をしたらハマって終了…なんて可能性もあるケド、大当り確率が約77分の1ならさすがに大丈夫!
打ち始めて20分弱で宝箱が落下するジャッジメント演出に発展し…んっ、右打ち表示!? あぁ、そうか。ミドルタイプと違って、今作は宝箱が落下した時点で大当りなんだった。2R分の出玉を獲得した後、おなじみのジャッジメント演出でRUSH(=GG)突入の可否が決まるわけですね。
『初代』から続くジャッジメントの瞬間は相変わらずドッキドキ! 自分が選んだ宝箱の中に宝石があればOK=RUSHをゲットという明快さは、図柄が揃う以上に脳に響くモノがありますね。真ん中の宝箱を選んで刮目するも…残念、空箱。ちなみに成功率は見た目通り、ほぼ3分の1でっせ!
RUSH突入で即撃開始!
続いての大当りは若干ハマっての94回転目。前回もそうだけど、20分に1回程度の頻度で大当り=ジャッジメント演出が訪れるというのは、実に心地良い塩梅(あんばい)ですね。
今度も右打ちで出玉を獲得した後にジャッジメント開始…と思いきや、普段は3択の宝箱が2択演出に発展!
中央か左か…見た目が2分の1ならきっと…宝箱の中に…宝石が………あったぁ!! 実戦開始から50分弱で待望のRUSH突入です。
一息ついて当った際の演出と回転数をメモしようと思ったら、10秒ちょっとで大当りが発生。さすがは『CR聖戦士ダンバイン』と並んで“超速消化の元祖”と呼ばれたビッグドリーム。賞球数こそ8個だけど、アタッカーに拾われない無駄玉はゼロで、10Rを消化するのにかかった時間は約1分。まさに息をつく暇もないスピード感ですね。
さらにラウンド中に超絶神極BONUSへの昇格が発生して、これで一撃1600発!? 右打ち中は大当りの約4割が1600個(10R×2回)って、何気にミドルタイプ並みの爆発力じゃないのかな。
このRUSHは10R×2回→10R×2回→10R→転落と、理論値通りの75%継続で終わっちゃったケド、それでも10分とかからずに約3600個の出玉を獲得です。
まるで『ジャギ』の甘デジ版!?
時計を見ると、まだ打ち始めから1時間すら経過していないことに驚きつつ、とりあえず打ち続けると次のジャッジメント演出で2回目のRUSHを獲得。そして、下に掲載した実戦データを見ての通りの一撃万発ゲット!!
まあツキがあれば1万発超の出玉が期待できるのはその前のRUSHで予想していたケド、刮目すべきは消化時間。これなら夜21時からでも余裕で打てるし、他の機種で当たらなかった後のラスト一勝負…なんて時に狙うのもアリかも。
まるで甘デジ版の『P真・北斗無双 第3章 ジャギの逆襲』って感じで、私みたいな短時間勝負がメインの人間には超向いている台ですね。
試打実戦最終結果 | |
通常時回転数 | 251回転 |
初当り回数 | 3回 |
初当り確率 | 約83.6分の1 |
総当り回数 | 23回 |
最終獲得出玉 | 13088個 |
さて、最後に試打をした上での前作・ミドルタイプとの相違点を分析してシメると致しましょうか。
GG(GOLDEN GAME)突入率と出玉こそミドルタイプに劣りますが、圧倒的に甘い初当り確率が『77ver.』最大の魅力でしょう。またGG継続率はミドルタイプよりも上で、右打ち中の最大出玉比率はどちらも約40%です。
ミドル | 甘デジ | |
大当り確率 | 約319.7分の1 | 約77.7分の1 |
GG突入率 | 70.0% | 33.4% |
GG中実質大当り確率 | 約29.3分の1 | 約24.7分の1 |
GG中転落小当り確率 | 約66.4分の1 | 約59.0分の1 |
GG継続率 | 約73.4% | 約75.0% |
GG中最大出玉 | 1500個×2回 | 800個×2回 |
ヘソ入賞時に効果音とロゴフラッシュでジャッジメントを告知する「入賞時ジャッジメント告知モード」を搭載。十字キーを押すことでいつでも選択が可能です。またGG中にはボタンバイブ発生で大当りを告知する「神動モード」を追加。こちらはラウンド中に変更が可能に!
今作の『77ver.』はジャッジメント=大当りだけに、ジャッジメント発展演出の成功率が下がった…と思いきや、逆に上がってますね。扉や亡者の手、チェーン、時間内落下などなど、いずれも発生すればミドルタイプの時よりも期待大!
チョイとマニアックですが、他にも下のような変更点が存在しました。探せばまだあるかも!?
・台枠が変更
・セルやアタッカー部分のデザインの変更
・待機画面で「77ver.」と「煉獄1600」という帯が流れる
・緑図柄が紫図柄に変更
・変動中BGMが全ステージ毎に変化
・コンプリート機能を搭載(差玉9万5000発到達で終了)
・背景の雰囲気が変化(幻影の渓谷→雨が降っている、狂気の迷宮→イルミが増えている、深淵の荒野→全体的に紫がかっている)
・通常大当りやRUSH終了後に移行する神域接近ゾーンが20回転から10回転に変化
・ジャッジメントの復活演出が、ミドルタイプは暗転後に復活だったのに対して、甘デジはブルースクリーンで復活
何はともあれ前作のミドルタイプとは全くの別モノだと思うので、前作で痛い目を見た人も、『初代』が好きだった人も、私のように時間がない人も、少ない投資でビッグな夢を見たい人も、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。