パチプロ日記

平成元年から『パチンコ必勝ガイド』誌上で連載され、日本全国のパチンカーたちに勇気と希望を与えてきた世界一有名なパチプロの世界一面白い日記『パチプロ日記』の1巻をガイドステーションにて無料配信!!
※期間限定です。

更新は毎日18時ごろに一日分ずつ行います。

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三月二十六日 (月)晴

2018/07/20

 昨日は全くバカなことをした。今日こそはカタくやるぞ。の思いで、家を出る時からして、わざとゼニを少な目に持って来た。一万二千円。

 

 昨日遅くまで打っていたノガミに聞いたら、552番はやはり打止めにはならなかった、とのこと。不幸中の幸いか。あの判断だけは間違っていなかった。

 

 今日もとにかくこれを押さえ、クギを見て回る。ほぼ昨日の続き。ローリングマシーンのシマに若干のアキもあるが、シメすぎを手直ししただけ。ザ・拳法の367番は当然シメだが、あのシメ方ならば、まだ出る。

 

 自分は予定どおり552番。今日は具合がいい。八百円で食い付き、ボロボロの感。昨日と今日とで、よくもまあこんなに変わるものだ、と思う。これが単なる偶然だろうか? ほぼノースランプで、十一時、三千五百個。即引き。残り五百個なんかは欲しくない。

 

 その間、ザ・拳法の367番は学生プロがあきらめた後をハダシ小僧が引き継ぎ、ようやく出始めたところ。二人合わせて四千円とか。

 

 二台目が難しい。脈ありはビッグシューターに多いのだが、およそ人が座っている。ならば、レーシングか。そのシマならば、503番、512番、518番あたり。ハテ、どこを打ったものやら……。

 

 何となく座り易い518番へ。これが一応は正解だった。六百円で食い付き、シブ目の二千四百個。ここからのスランプに勝てるかどうか、自信がないので、十二時半、二千百個で引き。この台がこのパターンの時は、多分引くのが正解だと思う。

 

 本日は、これまで。昨日の負けを取り返したことに満足して、早々に退店。

 

 投資額=千四百円。出玉=五千六百個。トータル=一万三千円のプラス。

 


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三月二十五日(日)晴

2018/07/19

 花開いたばかりの桜を散らさんとするような強風の吹く一日。ブクロまでの道中、前髪をかき上げ、かき上げ、歩いて行く。「ああ、かかる日のかかるとき」。高校時代の教科書に出て来た梶井基次郎の一節が、何故か脳裡にこびり付いて、離れない。

 

 S店に着いて、ようやく現実感を取り戻す。今日は日曜日なのに、けっこうクギをアケている。ビッグシューターの526番、552番、レーシングの512番、ザ・拳法の367番など。クギのアケ方、アケた本数からして、この中の本命は、ザ・拳法の367番。オトシがバカデカな上に、今までの右寄りを解消してある。上皿にタバコ、下皿にライターなんか置いたのは誰だ? と思ったら、学生プロ。打つ前から「おめでとう」。

 

 自分は、ビッグシューターの552番。風車上誘導クギとヘソ道のアキ。特に、ヘソ道は昨日の倍もある。これならばいただきだろう、とタカをくくったら、現実はさにあらず。出ないわけでもないが、基調がシブくて嫌になる。オトシは引っかかり気味だし、頼みのヘソだって、思ったよりも入らない。千六百円で食い付いたものの、千八百個、二千百個、二千四百個と、三百個増えるごとにスランプがやって来る有様。

 

 近ごろは一発台病にとりつかれているせいか、こういうパチンコは我慢ならない。とりあえず、玉を置いたまま、ジェットラインのシマを見に行く。と、185番がシメられているではないか! 昨日自分が二度入れた後も何回か入ったのだろう。そういえば、昨日はいつもより抜けが良かった。もっと攻めるべきだったか……。

 

 このシマで他に気のある台は、177番。一昨日から道クギが良くなっており、昨日は自分が帰るまでに二度入っていた。ただし、モノが狭いので、飛び込むような気がしない。ならば、皆と飲み始める時刻(三時)までビッグシューターで粘っていればいいものを、ままよ、と勝負に出たのが大失敗だった。

 

 一時、千八百個の玉を替え、177番へ。この台はデキが良いらしいが、いざ打ってみると、全然首っ玉を抜けない。それでも、「抜けたら、左端だろう」なんて、てめえ勝手に決め込んで、せっせとゼニを使っていたら、五千円目にようやく一発飛び込んだ。「よし!」と力んだら、右端へ。惜しくも何ともない。そして、この後また全然抜けなくなる。これではとても勝負にならない。計八千円取られて、ギブアップ。

 

 この時点で一般台に戻れば、まだしもだったろうに、今さら一般台なんかの思いで、同じシマの201番へ。クギからすれば、もはやこの台しかない。受けも広いし、道クギも素直だ。事実三千円で三発飛び込んだ。が、どれも外れで、その後がまるで抜けない。七千円で、ギブアップ。本日の負けが確定した。

 

 二時、階下に下りるが、今日はもう戦意喪失。残り一時間を二千二百円で買っただけ。

 

 投資額=一万八千八百円。出玉=千八百個。トータル=一万四千円のマイナス。

 

▼受け

命釘のこと。

 


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三月二十四日(土)晴

2018/07/18

 このところのツキも昨日の大敗で途切れた感があるので、今日からは一般台でカタくやろう、と意を決して家を出た。なのに、パチ屋へ行ってみると、打つべき台が見当たらない。昨日出た台をシメただけの状況。完全にマグレ狙いのパチンコだ。

 

 まず、ビッグシューターの555番。名うてのデキワルだが、出る時は二百円で食い付いて、スイスイと行くクセがある。で、二百円打ってみたところ、バネが甘くてダメ。いかにもゼニがかかりそう。ということは、出ない、と決めつけた方がいい。

 

 今度は、ザ・拳法の380番。たまにマグレ一発がある。昨日はどうだったのだろうか? 確か二千個程度は出ていたはずだが……。あれが、あのまま打止めまで行ったとしたら、今日はヤバイ。マグレが二日も続かないだろう。などと思いつつも、打ち始めたら、六百円で食い付き、千五百個。だが、ここに住む鬼に捕まったら、百年目。いくらもがいても、浮かび上がれない。今日も、それ。出た玉を半分打ち込んで、ギブアップ。

 

 このあと、ザ・拳法の366番、ローリングマシーンの323番、 レーシングの503番などを打ち回るが、どれも出ず、玉は全部なくなってしまった。十一時半。

 

 こうなると、またぞろ病気の虫が頭をもたげる。一発台の誘惑に負ける。自分の意志の弱さにあきれ返る。あきれながらも、足が勝手に階段を上がって行く。

 

 185番は今日もまだ入っていない。灰皿の汚れから察して、かなり打っているはずなのだが……。まあ、何でもいい。黙って、一万円まで勝負してやる!と、打ち始めたら、七千円ジャストの計三発目が左端に決まって、ドキッ。昨日から数えると、計十発目だ。

 

 怒った如く、二度目に挑戦。三百円目で、早くも一発飛び込む。クルクル回っている間、人に見られるとまずいので、吸いたくもないタバコに火をつける。ここが絶対の勝負所だ。確率は七分の一でも、当たるか外れるか、丁半バクチと思えばいい。よし、来た!左端。昨日からの溜飲を下げる。

 

 三度目は、守りに回る。三千円で二回飛び込むも外れで、納得。今日は昨日よりも抜けが良いので、この後何かありそうな気もするが、今日はもうこれで沢山だ。一件落着にしたい気分。十二時半、退店。

 

 投資額=一万千百円。出玉=八千八百個。トータル=一万千円のプラス。

 


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三月二十三日(金)晴

2018/07/17

 日曜日以来、五日間も大勝ちを続けているので、そろそろ帳尻合わせが来るだろう、と思っていたら、案の定来た。それも、一発台で来たのだから、反動がデカい。負けの新記録を樹立してしまった。

 

 本日アケられた台は、皆無。もし打つならば、昨日からアキになっているザ・拳法の358番(昨日自分がやめた後、ハダシ小僧が千八百個出して、潰れた台)か、レーシングの383番(昨日ヘソ がアケられ、打止めとなった台。クギは据え置き)あたりだろうが、一発台が気になる。一般台のクギを見終えるや否や、猛然と階段を駆け上り、ジェットラインのシマへ。背中のパールセブンは朝イチから賑わっているというのに、こちら側には人っ子一人いない。

 

 今日はてっきりシメられているものと思っていた185番が、意外にも、据え置き。「ラッキー!」と思いきや、これが実はとんでもないアンラッキーだった。どうせ出さないのならば、クギをシメてくれればいいのに……。

 

 クギが同じだからと勝負に出たら、いやはや見事にハメられてしまった。台に言われた。「きのうの分、返せ!」と。

 

 そういえば、そうだった。昨日だって、打ちながら、「抜けが悪い、抜けが悪い」と思っていたのだった。三千円に一回ぐらいの割合でしか、抜けていない。もし、必勝ガイドの末井さんが言うように、七回に一回の確率でしか左端に来ないとしたら、昨日だって明らかに負けだ。

 

 いやはや、恐れ入りました。二万円も打って、六発しか抜けない。それは昨日とほぼ同じなのだが、今日はどうしても当たりに来ない。「来た!」と思うような玉が真ん中に逃げてしまう。そして、そのつど台が言う。「ざまあ見ろ!」と。

 

 で、結局は、熱くなって二万五千円も使い、七発まで入れてみたが、今日はもうダメ。ポケットには二千円しか残っていない。競輪よりもゼニを使うのが速いぞ。

 

 正午、茫然と階下に下りて行き、うつろな目で状況を見渡すと、ローリングマシーンの336番(五日も前にアケられた台)、ザ・拳法の358番、レーシングの383番など、自分が打ちそうな台はどれも三千個程度出ている。上でバカな勝負をして来たオレをあざ笑うかのように……。

 

 今さら一般台なんか打ったって焼け石に水だと思いつつ、レーシングの503番を打つ。が、こんな時にマグレなんかあるものか。千円で千個出た玉をヤケクソ気味に打ち込んで、退店。一時半。

 

 投資額=二万六千円。出玉=ゼロ。トータル=二万六千円のマイナス。

 

▼一般台

羽根モノのこと。

 

 


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三月二十二日(木)晴

2018/07/16

 東口の飲み屋でバイトをしているハダシ小僧の休日。学生プロを交えて、三時ごろから一杯やる予定(ノガミは下戸)。それまで、どうにかして時間を持たせたい。こういう時はなるべく一発台に手を出さないことだ。勝つにせよ、負けるにせよ、勝負が速くて、後が続かない。

 

 今日はザ・拳法のシマに二台、アキがある。358番と377番。ただし、どちらも不十分な感じ。358番はヘソのアキだが、以前の打止めで、道が狭められたまま。377番は、逆に、ヘソの道がアケられているとはいえ、ヘソそのものが足りない。どちらかとなれば、前者だろう。

 

 358番はもうずいぶん長いこと打っていないが、以前打った時には、いつもバネで苦労していた台。目一杯絞っても、玉が遠くへ飛びすぎてしまう。もし、今日もあのバネだったら、敬遠しようと思い、とりあえず、試し打ちの意味で、百円だけ打ってみたら、バネは直っている。そればかりか、百円のオトシ一発がVに来た。このところのツキを証明するかのように。

 

 しかし、後が悪い。かかってはドボン、かかってはドボンを三度やったあげく、玉が全部なくなりそうな気配。アイているはずのへソなんか、全然入らない。こうなるともう、一発台が気になって、気になって、仕方がない。

 

 十時半、とうとう三百個ばかりの玉を、377番で打っているハダシ小僧にくれて、ジェットラインの185番へ。朝イチはやはりバネにパワーがない。二千円目で飛び込んだ玉が外れて以来、七千円あたりまで一発も飛び込まない。

 

 ようやく飛び込んだかと思えば、また外れ。「今日はひどい目に遭いそうだ」と思う。思うが、もうすでにハマっている。千円札一枚がいとも簡単になくなる。カネの価値が分からなくなる。これは、ギャンブル以外の何物でもない!

 

 で、半狂人のように、ゼニを使いまくっていたら、何と一万二千円目の計四発目がやっと当たりになった。この瞬間の快感が人を狂わせるのだ。

 

 二度目こそは、と思ったのに、一度目とそっくりの経過。抜けが悪くて、どうにもならない。一万四百円目の計三発目が当たり。今のところは“ただ働き”だ。

 

 三度目も相変わらず抜けがない。今度こそは三千円でけじめをつけよう、と思う。そう心に決めていたら、何と三千円ジャストの一発目が左端へ。まだツキが残っていた。

 

 ここから波に乗る。四度目は、二千二百円目の一発。五度目も二千三百円目の一発。抜けが悪くとも、一発で決まるところが、ミソ。

 

 六度目はさすがに波が遠のいた気配。三千円で一発も抜けず、逃げを決め込む。二時半。

 

 三時までの三十分ばかりを一般台でヒマつぶししようと、ビッグシューターの520番を打っていたら、ハダシ小僧が「これ、さっきの玉」と言って、朝渡した三百個ばかりの玉を返しに来た。こっちはあげたつもりなのに、向こうは預かったつもりらしい。「いいよ、いいよ」と言っても、強引に置いて行く。見かけはみすぼらしくとも、根性は真っすぐの男と見た。おかげをもって、二百円で五百個の収穫。

 

 投資額=三万三千二百円。出玉=二万二千五百個。トータル=二万三千円のプラス。

 


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三月二十一日(水)晴

2018/07/15

 春分の日。新たにアケられた台はない。打つならば、昨日アケられたローリングマシーンの336番かビッグシューターの520番だろうが、昨日があのザマでは、喜んで打つ気にはなれない。ならばいっそのこと、朝から一発台へ行ってみようか。いや、今日は初めからそのつもりで、普段より多くゼニを持って来たのだった。

 

 背中のパールセブンは、朝から満席。一人ポツネンとジェットラインに座っている自分が恥ずかしいくらい。しかし、オレはこれでいい。ガチャガチャした雰囲気が大嫌いなのだ。

 

 185番、朝イチはやはりバネにパワーがなく、苦しい。玉がフワフワと宙に舞う感じで、良いスジが出ない。アッという間に三千円。アタマもどこもまるで入らない。「三千円で止めておこうか……」と一瞬弱気の虫が頭をもたげる。と、そのとたん、目にも止まらぬ速さで、一発首っ玉を抜けた。その一発が今日もまた左端へ。昨日から一発ばかりだ。

 

 二度目の挑戦。今度は二百円でいきなり飛び込む。「また一発か」と思いきや、そこまでやったら、誰かに恨まれる。外れ。だが、二千六百円の三発目が左端に決まって、今日の勝ちも確定。

 

 三度目。また二百円でいきなり飛び込む。が、外れ。千五百円目、また外れ。今度は三千円打っても、ダメ。止めるならここだ、と思う。この線を越えると、大ていはハマリになってしまう。と分かっていながら、抜けがあることを理由に、戦闘続行。しかし、抜けは当てにならない。もともときわどいクギだから、台の状態が悪化すれば、まるで抜けなくなる。で、結局は八千二百円の四発目が左端に決まった。

 

 ホッと胸を撫で下ろす。

 

 四度目。だんだん抜けが悪くなる。三千円打って、一発も抜けない。台が下り坂に入っている。今度こそは、引く一手。

 

 十二時半、帰り際に一般台をのぞいたら、ビッグシューターの520番が打止めコースに入っていた。

 

 投資額=一万六千八百円。出玉=一万三千二百個。トータル=一万六千円のプラス。

 


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三月二十日 (火)晴

2018/07/14

 ビッグシューターの521番は、即シメ。代わって、今日はその隣りの520番がアケられている。また、もう一台のアキは、ローリングマシーンの336番。風車上誘導クギがハンパじゃなく大きい。この台は確か先週の土曜日あたりにシメられていたはず。それまでは、平行程度の誘導クギで、三日に一度ぐらいは打止めになっていた台。それが今日は、平行どころか、パックリと開いている。オトシやヘソは、このところずっと変わっていない。ならば、当然「いただき!」だ。

 

 と思いきや、出ないこと、出ないこと。見事に一杯食わされた。まさかパチプロを殺そうとしているわけでもあるまいが、近ごろのパチンコはこういうことが多すぎると思う。こちとらは毎日パチっていて、以前のことまで頭の中に入っているから、それを一つの判断材料とする。と、それが却ってアダとなってしまうようなことがよくあるのだ。それは、一体何故か? 明らかに、クギの世界を越えている。

 

 336番、二百円でいきなりVに来て、五百個出たはいいが、ここで、ドボン。さらに玉を買い足すが、まるでダメ。風車上誘導クギが広いというのに、やたらとヨリが悪い。玉が弾みまくっていて、お話にならない。それでも、このクギだから、と千五百個落ちまで勝負。つまり、初めの五百個を呑み込まれてから、さらに四千円買い足すが、ケもなく、ギブアップ。

 

 その間、ビッグシューターの520番はハダシ小僧がウダウダとやっている様子だったが、「ダメだあ、なくなっちゃったあ」と言いながら、ザ・拳法の366番へ逃げて行った。「何個出たんだ?」と聞くと、「四百円で四百個」とか。まだまだ捨てたものではない。しかも、この台は風車上誘導クギとオトシの二ヶ所がアケられている。そういえば、この台も先週までは、これよりもシマったクギで毎日のように出ていた台。それが、このクギになって出ないわけはない、と思うのだが、現実はさにあらず。

 

 520番、千八百円でようやくかかり、千個出た。と思ったら、これまたドボン。全部呑み込まれる。さらに四百円買い足すと、また千個出て、またドボン。また全部呑み込まれる。千五百個落ちまで勝負ならば、あと千六百円。だが、このパターンでは、そこまで勝負する気になれない。たとえ食い付き返したところで、打止めまで持って行けるようなシロモノではない、と思う。

 

 一時、ジェットラインのシマに行き、クギを見ると、183番はシメられたままだが、その隣りの185番がアイている。といっても、飛び込み口の命クギをアケたわけではない。そのすぐ近くにある道クギを良い方向へ動かしただけ。つまり、今まで上向きだったものを、平らにした感じ。

 

 とにかく、二百円打ってみる。と、いきなり首ったまに飛び込んで、一発で左端に決まった。それを見ていた学生プロが「何という悪運の強さ……」と、あきれ顔。

 

 すぐさま二度目に挑戦。今度は全然飛び込まない。やはりさっきのはデキすぎなのだから、三千円であきらめようと思う。ところが、何と、三千円目ジャストの一発がまたもや左端。我ながら本当に悪運が強いと思う。

 

 勢いで、三度目に挑戦するが、そこまではうまく行くはずがない。三千円打って一度も抜けず、断念。二時。

 

 本日はこれまで、のつもりだったのだが、その少し前に同じシマの202番をかけた学生プロが飲みに行きたそうな顔をしているので、ヤツの終了を待つ間、ヒマにあかせて、その隣りの201番をいたずらで百円打ったら、それが何と、首ッ玉に飛び込んでしまい、左端へ。本日のバカヅキ、ここに極まれり。

 

 投資額=一万二千七百円。出玉=一万三千二百個。トータル=二万円のプラス。

 

▼風車上誘導釘

盤面左上の風車の上に位置する一本釘。左方向への調整が開いている状態。

 

▼ヨリ

ハネに向かう玉の状態。

 

▼ドボン

出した玉をそっくりのまれてしまうこと。

 


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三月十九日(月)晴

2018/07/13

 昨日マグレで出した二台のうち、レーシングの517番はシメ。ビッグシューターの555番は据え置きなので、とりあえずこれを押さえて、クギを見回る。

 

 月曜日というと、昔ならば、目の色を変えてアキを探したものだが、近ごろは日曜も月曜もない。力を入れてクギを見回ったあげく、骨折り損のくたびれもうけ、がオチ。

 

 ローリングマシーンの330番がまた少しアケられている。この台は先週一杯ハンパ台であったものが、一昨日の土曜日にシメられていた。それをまた今日少しばかりアケて、元のハンパ台に戻した感じ。あわてて飛び付くようなクギではない。

 

 で、今日も555番から。昨日は百円で大ナキしたのに、今日は八百円打ってケもない。この台はこれだけ打てば十分だ。続いて、ローリングマシーンの330番。これも八百円までと決めて打ち始めたところ、四百円で食い付き、千個は出た。が、ここで早くもスランプ。ならば、もとより信用できない台なのだから、すぐに引けばよいものを、「もしかしたら......」の思いで、八百個も打ち込んだ自分が愚か。

 

 残り二百個で、今度はザ・拳法の366番。この間の日曜日に打止めとなって以来、ハダシ小僧がいつも打っている台だが、見ていると、二千個止まりのケースが多い。それが、幸運にも、今日は持って来た玉ですぐに食い付き、スイスイと三千三百個まで出た。が、最後のパンクがわざとらしい。この辺に住む鬼に捕まったら、大変。即引き。三千三百個全部替える。

 

 正午、ノガミがビッグシューターの523番を打っているので、話をしに行ったついでに、それとなく521番(昨日ソバケンが打って、何も出なかった台)のクギを見たら、ヘソの道が一回り広くなっている。朝は人が座っていて、見られなかったのか?

 

 それとも、自分が見落したのか?

 

 何にしても、これに気付いたのは、ラッキーだった。

 

 タバコの吸いがらがある。ノガミに聞くと、「千個近く出て、四百個ぐらい持って行った」そうだ。初めに出た玉をそっくり呑まれるパターンか、と思いきや、これが四百円で食い付いたのだから、昨日あたりからようやくオレにもツキが巡って来たらしい。

 

 一時半、三千四百個は打止め寸前と見て、引き。即退店。

 

 投資額=千六百円。出玉=六千七百個。トータル=一万五千円のプラス。

 

▼大ナキ

始動チャッカーによく入ること。

 


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三月十八日(日)曇り

2018/07/12

 昨日打止めとなったローリングマシーンをシメただけで、他は昨日と同じ。ということは、マグレ狙いのパチンコにすぎない。今日は日曜日で、ソバケン、マルチ小僧、左官屋たちと夕刻から一杯やる予定だというのに、このザマではどうなることやら……。と思っていたら、あにはからんや、たったの百円で、マグレを二発も決めてしまった。

 

 まず、ビッグシューターの555番。バネの感触を調べる意味で、百円だけ打ってみると、その玉で大ナキして、V。さしたるスランプもなく、十一時、三千三百個。この少し前からスランプの気配があったので、即引き。三千二百個替え、(従業員に気付かれぬよう)ほんの一握り手に残した玉をレーシングの517番に置く。この台は先週の日曜日に打止めとなって以来、クギが同じなのに、自分の知る限り一度も出ていない台。バネが空振りをするので、人も付かない。今日もまた空振りが多く、打っていられない。従業員に言って、直してもらったら、一握り残した玉で食い付いて、ボロボロ。正午、三千五百個。二百円かそこらの安いゼニで食い付いた場合は四千個まで出ずに打止めとなるので、このあたりまで出してしまえば、何の未練もない。

 

 今度は玉を替える前に、一握りの玉をビッグシューターの522番に置き、残り三千四百個を替える。三千個以上ある場合、打止め同等と見なすので、王は全部替えるのがルールだが、まあこれくらいならば、許されるだろう。

 

 ところが、何と、許されないことに、またもやその玉で522番をかけてしまった。隣りの521番を打っているソバケンもあきれ顔。百円でマグレ三発か、と思いきや、そこまではうまく行かない。この台は昨日三千個程度出たそうだが、今日はムリ。千個も出ずに、ギッタン、バッコンやっているだけ。

 

 本日のツキもこれまで、だと思う。残りわずかの玉をソバケンにくれて、一たん帰宅を決め込む。その帰りしなに、ジェットラインのシマをのぞいてみたら、いつの間にか、あの183番は完膚なきまでにシメられていた。一時、退店。四時、いつもの居酒屋へ。

 

 投資額=百円。出玉=六千六百個。トータル=一万六千円のプラス。

 

▼マルチ小僧

クロブチメガネをいつもかけている。お人好し。

 


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三月十七日(土)曇り

2018/07/11

 家からブクロまでの道程は、ヒタヒタと歩いて、二十分。昔、パチプロが多かった時代には、毎朝九時に家を出て、パチプロの溜り場となっていたS店近くの喫茶店に入ったものだが、パチプロの減少に伴って、近年はいつしかこの習慣がなくなってしまった。九時三十七分に家を出て、ただひたすらS店を目指して歩くだけの毎朝。

 

 その道中いろいろなことを考える。今日の場合ならば、「350番はシマるだろう。そうしたら、どこを打とうか? 320番か、352番か……。いや、いや、どっちも打ちたくない。どこかアケてくれればいいのだが……。今日は土曜日かあ……」というふうに。

 

 さて、店に入ってみても、思ったとおり、クギはアケていない。350番は若干のシメ。どこかのマーク屋が猛然と取りに来て、ハンカチを置いてある。ならばやはり、このシマの320番か352番だろうが、352番は以前のアキで、三日も続けて裏切られ、顔をみるのも嫌な台。320番は昨日自分が少しばかり打った限りでは、パンク店だが、ナキは上々。

 

 で、320番をそれとなく打っていたら、学生プロがやって来て、「その台きのう田山さんがやめた後、一気に打止めになったよ」と言う。一気に、という言葉に力を入れて。

 

 それを聞かなければ、八百円でやめるはずのものを、聞いたばかりに勝負に出たら、食い付きは何と、三千八百円目。なのに、全然「一気に」なんか出て来ない。右の小穴以外はVに決まらないし、決まってもパンクがちなので、なかなか大量生産に入れない。その上、向こう方では、335番と352番が(安いゼニで)ボロボロに出ているので、自分の台が実際よりもシブく感じられる。正午、三千六百個で納得。

 

 続いて、ビッグシューターの555番。一昨日自分がどうにか三千個あたりまで出した台だが、昨日も今日もこの時間までろくに出ていない。この台が出る時は朝イチからスイスイと出るはずだから、こういう時は多くを望めない。それが四百円で食い付き、千五百個あたりまで一気に出たのは、上デキの部類。十二時半、千二百個で引き、早くも退店。

 

 投資額=四千二百円。出玉=四千八百個。トータル=八千円のプラス。

 


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