車中泊中の三大事件！

人生において車中泊した日数は、1000泊を軽く超えます。春夏秋冬すべての季節を経験し、日本全国47都道府県すべてで泊まりました。

車中泊しやすい県を一つあげるならば、北海道ですね。広大な土地なので、車を停めるスペースには事欠きません。逆にしにくいのは、東京都。道の駅は少なく、公園駐車場などは夜間になると封鎖されますからね。

ちなみに、パチンコを打つ日のスケジュールはこんな感じです。

8時～9時 起床

9時(10時)～パチンコ

21時 ヤメ

22～0時 スーパー銭湯

洗濯物が溜まってたらコインランドリーへ

深夜 車中泊ポイントで就寝

寝るのはもちろん深夜ですが、3年以上も車中泊してると色々なことがありました。山中でシカの群れに遭遇したり、台風が接近するなか河原で寝てたら、川の水位が急上昇して流されかけたり、警察からの職務質問を30回程も受けたり…。また、事件にも事欠きません。

さて、前置きが長くなりましたが、本題です。

これまで車中泊してきたなかで遭遇した事件のなかから、印象深い順で３つをご紹介しましょう。

●第三位【視漢オジさん】

夏の暑い日、深夜に寝床を探して車を停めたのは大きな公園の駐車場。トイレに向かおうと車を降りたら、暗闇の背後から怪しげな人の気配が…

ハッと振り返るとそこには、60歳代と見える初老のオジさんが立っています。驚いて「ウワッ！」と声をあげたらオジさんは、なんともいやらしい顔で「兄ちゃんも好きやのぅ…えぇポイント教えたるで。一緒にいくか？」と。

雰囲気で察しましたが、どうやらオジさんはHをするカップルを覗く、いわゆる視漢のプロ。カッコ悪い漢のなかの漢です。オジさんは私を、プロの同業と勘違いしたみたいでした。

痴漢アカン！

視漢もアカン！

●第二位【壮絶な殴り合い】

駐車上でベッドメイキングをし終わり、酒を呑みながら本を読んでいていた1時頃、どこからが奇声が！？

何だろう？ と窓から車外を見渡すと、カップルが、殴り合いを通り越した大ゲンカ！ 男性は女性のロン毛を掴んで、地面を引きずり倒してます。隙を突いて女性は、道端に転がってた石を投げつけて応戦。すると男性が回し蹴り…こ、殺し合いです！ ここはローマのコロッセオか…

このままだと、どちらかの命がヤバイク！

そう感じた私は110番。すると、既に誰かが通報していたらしく、警察官が仲裁に入りました。その時女性は、顔面バイオハザード状態。

リアルホラーです。

●第一位【売人目撃】

ガラガラの駐車場でウトウトしていた深夜。どこからともなくやってきた黒の普通車が、駐車スペースの端に停まりました。怪しい雰囲気満載だったので運転席を眺めていたら、窓から手を出しタバコをふかし始めた！？

暗闇に浮かぶ火の光が怪しさを増していたら、程なくして二台、三台…続々と車が駐車場へ入ってきました。そして車を降りた運転手は、次々とタバコを吸う運転手のもとへ歩み寄り、何かを渡します。あれは…

オッカーネ！

運転席でのやり取りを見て、ピンときました。ヒントでピントでございます。お金と引き換えに渡される物は、白いアレ。

ピンポンヒロポン当たりだポン！

…色々ヤバイク！

もし私が、スモーク張りの車内から一部始終を覗いていることがバレたら、人生積む可能性があるので息を殺して眠りました。

ダメ、ゼッタイ覚せい剤！

●番外編【カー◯EX！？】

日本一周旅打ち企画時のルールは、全県勝利ともう一つ難題がありました。それは、体重を70kg以下にするというもの。出発当時の体重は85kg程あったので、各地でジムに通ったり海岸をジョギングして目標は達成したんです。

パチンコ稼動後はスーパー銭湯に入るのが日課でしたがその前に、駐車上の車内でよく腹筋をしてました。

腹筋をすると、どうしても車体が前後に揺れてしまうのです。ある夜いつものように腹筋をやっていたら、周辺を歩いていた女性からこんな声が…

「やーねー、こんなところでヤっちゃって～」。

いやいや、腹筋ですから！

カーS◯Xじゃございません！

しかし側から見たら、車内を揺らした後に大汗をかいて車から降りる私…

はい、やってました！

いっそのこと、車内にデリヘル嬢を呼んでみようか笑。

ということで、車中泊中に遭遇した事件簿でした。

では、さら819。