著者:ミナト

最終更新日:2022年9月26日

パチスロの歴史が変わる…スマートパチスロ登場!!

 

 

この度、スマートパチスロについて解説させてもらいますミナトです。

2022年11月(予定)より導入が始まる『スマートパチスロ(通称:スマスロ)』、皆さまはどのようなマシンかご存知でしょうか? 「従来のようなコインを用いないマシン」といった点は周知の事実かと思いますが……その他にも規則(内規)の変更や新機能の搭載もあり、過去最大の転換期!! とまで、言われています。

当コラムではそんな注目が集まるスマスロの基本仕様、また導入におけるメリットやその後の展望を合わせて綴っていきます。是非最後までご覧ください!!

 

 

【目次】

 ・スマスロ解説動画

 ・基本定義について

 ・内規の変更項目一覧

 ・導入におけるメリット

 ・今後の課題

 
 

【スマスロ解説動画】

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【基本定義について】

 

まずはスマスロの基本定義を解説します。

 

①『コインを用いないパチスロ機』

 

 

これまで物理的に使用していた「コイン」が全てデジタル化されます。専用ユニットを介してデジタル式にクレジット投入、もちろん払い出し時もコインを使用せず、獲得した枚数はユニット内で管理されます。これに伴い、スマスロの筐体からはコイン投入口、セレクター、ホッパー、払い出し口など、従来の筐体には必ず搭載されていたコインの出入りを操作する様々なパーツが撤廃されます。

 

 

②『遊技情報センターでのデータ確認』

 

 

各台の遊技情報が日本電動式遊技機工業協同組合(通称:日電協)の管理する「遊技機情報センター」で確認できるようになります。情報は主に出玉と遊技に関連する内容(投入枚数、払い出し枚数、差枚数、ボーナス回数、有利区間……etc.)となっており、ギャンブル依存症や不正の対策に使用されます。もちろん個人を特定できるような情報は管理されませんのでご心配なく。

 

 

③『コンプリート機能の搭載』

 


1日の営業時間内で19,000枚の獲得(MY19,000枚)が発生すると遊技が強制終了となります。一昔前で言う打ち止めのようなものですが、当機能はリセット(設定変更)をしないと復帰しないため、その日は完全に稼動停止状態となります。発動はかなり稀……と言いますか、現状のマシンではまずありえないような数値なので、万が一にも過去に話題となった2万枚超え問題が起こらないようにするための保険のような役割と考えてよいでしょう。
※コンプリート機能の搭載はスマスロに限らず、2022年7月以降に申請されたマシンが対象

 

以上の機能が搭載されることにより、快適な遊技環境の提供、ギャンブル依存症対策、不正(ゴト)対策、また近年問題となっている感染症予防の効果が見込めるとされています。

 

 

【内規の変更項目について】

スマスロの仕様について

 

現状、スマスロは6.5号機に分類される予定となっていますが、有利区間ゲーム数の制限がなくなることになりました。

有利区間自体がなくなるのではなく、ゲーム数の上限が撤廃されるという点に注意してください。出玉リミットに関しては既存の6.5号機と同じです。

既存の6.5号機でも以前ほどゲーム数を気にせずに遊技できるようになりましたが、それでも一つの枷が無くなることは更なるゲーム性の発展、規制緩和へ繋がる大きな一歩となります。

 

 

【導入におけるメリット】

 


スマスロを導入することで多くのメリットが生まれると想定されています。その一部を紹介します。

 

 

▶快適な遊技環境



コインを使用しないため、投入口にコインを入れたり出玉を箱に移すといった、ユーザーの労力が軽減されます。また、コインを触ることが一切なくなるため、感染症対策の効果も見込めます。

 

▶ホール環境および稼働量の向上



ユーザーの遊技環境が向上することで、各台の回転数の増加が見込めます。またこれまで使用していた大きなホール設備(自動補給装置/メダル保管場所/ドル箱等)がなくなるため、敷地をより大きく活用することもできるでしょう。他にも、コイン系エラーの対応や計数作業もなくなるので、ホール従業員の負担軽減や人件費の削減にも繋がり、収益アップも期待できます。

 

▶依存症/不正(ゴト)対策



コインを用いない筐体かつセンターでの遊技情報の管理は、ゴト被害、コインの持ち込み持ち出しと言った不正の対策に効果があります。出玉情報のデータは過度な高射幸性マシンの登場を抑制することに繋がるので、長年問題視されてきたギャンブル依存症の具体的な対策方法となります。

現状ご覧のようなメリットが想定されています。依存症対策に関しては、一見ユーザーを締め付けるように捉えられるかもしれませんが、明確な対策を設けることは今後6.6号機……さらには7号機へ移行した際に、より意味のある規制と緩和が提唱されることに繋がります。

 

 

【これからの課題】

 

 

多くのメリットに期待が高まるスマスロですが、残念ながら乗り越えるべき課題も残されています。

 


▶大規模な設備投資



「金」……やはりこれが最大の壁となるでしょう。導入には専用の設備が必要となります。これまで使用していた設備の処分代も決して安いものではありません。長期的には収益アップも見込めるスマスロですが、一時的にホールが淘汰される可能性が指摘されています。

 

▶出玉感の喪失



コインを使用しないことにより、下皿に湧き出てくる出玉感、ドル箱に詰める至福の雑用はなくなってしまいます。少し寂しい感じにはなりますがパチンコがパーソナル化した時と同様、最初は物足りなさが指摘されることもありましたが、今ではほとんど耳にしません。これに関しては「慣れ」で改善されるかと思われます。

 


中長期的に見ると確実にメリットの方が大きいスマスロですが、「設備費用」という大きな課題が待ち受けています。この問題を如何にクリアできるかがスマスロ移行、またパチスロ業界発展のカギとなるでしょう。

 

 

【ライター/開発関係者/ホール関係者の裏話】
 

スマスロに関して、一部関係者に取材した内容を紹介します。

 

・スマスロはこれまで問題視されていた依存症、不正、感染症の対策がメインテーマとなっている。これらの課題に取り組むことで今後の規制緩和が進められるかもしれない。

・メーカーによって差はあるが、スマスロの開発は積極的で、既に自信作が完成しつつあるメーカーも存在する模様。

・筐体内部の部品(ホッパー等)が無くなる分、筐体の幅が薄くなるかも?

・ホール周辺機器を取り扱うメーカーは、台の営業と同時にスマスロ設備の営業もできるため、導入初期段階は有利になるかも?

・設備投資がやはり大きな課題。移行は徐々に……とのことだが、一台も導入せずに閉業を検討しているホールも少なくない。

 

【最後に】

 


いかがでしたでしょうか? 従来のマシンと一線を画するパチスロ機「スマートパチスロ」。今後のパチスロの歴史が大きく変わると言っても過言ではないでしょう。

6.5号機の登場で徐々に盛り上がりをみせるパチスロ業界ですが、規制強化や感染症の影響によるホール数の減少は今なお深刻な問題となっています。ホール、メーカー、メディア、そしてユーザーの皆さま、全てが一丸となって乗り越えていかなければならない現状……スマスロがその救世主になるかもしれません。今後の動向に注目しつつ、私も一ファンとして応援していこうと思います。

 


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