2024/05/20
まいど、ミナトでございます。
本日はパチスロの新情報、6.6号機について!!
緩和内容の解説、またどのようなメリットがあるのかを考察していきます。
今回の改定で緩和されたのは、メダル機(S機)の有利区間ゲーム数の上限です。
従来 4000G だったゲーム数が 6000G に延長されるとのこと。
差枚2400枚の仕様になり、また近年は低純増で長くATやARTを楽しむタイプのマシンが主流。よりゲーム数での完走の心配がなくなることになります。既に型式申請が行われているようで、早ければ8月頃からの導入が見込まれています。
▶︎初当たりの重い・荒い機種も作りやすくなる
AT当選までハードルが設けられている機種(擬似ボーナス→ATなど)は、通常時はもちろん、擬似ボーナス中、スルーした場合はそのまま有利区間が切れずに継続します。上限が延びることで、AT性能が高く当選が重い機種も作りやすくなります。
▶︎より吸い込んだ差枚を活かすことが可能
多くのメダル機はAT終了時に有利区間を切ることがありますが、6000Gになるとそこで切らずに継続させやすくなります。吸い込んだ差枚をより活かす仕様の台も作りやすくなるでしょう。
機種の仕様としては上記のようなメリットが想定されますが……
実際は、現状の性能でもゲーム数完走は稀なケースですし、ツラヌキ要素もあり打ち手が大きな変化を感じることはなさそう……と言った意見も見受けられます。実際にその可能性は高そうです。
しかし、今回の緩和は主に提供側(ホールやメーカー)に焦点を当てた内容だと考えています。
▶︎安価で新台を導入できる
前回のコラムでも触れましたが、スマスロを新たに設置する際にかかるユニット費用は1台あたり約20万円。これが5台…10台…となると膨大な設備費用です。これから新紙幣導入にかかる設備投資もありますので、より安くメダル機でスマスロに近い性能を持つマシンを導入できることは、ホールにとっては助かる案件。その分をユーザーに還元してくれると良いですね。
では、メーカーはどうでしょうか?
ゲーム数の制限がないスマスロがある現状、主力機種やキラーコンテンツが6.6号機で登場する可能性は低そうです。今後登場する機種は全て6.6号機になるわけなので、これはスマスロとメダル機の配分の問題にもなりますね。
そんな中、今考えられる緩和の恩恵は筐体の使用方法かなと想定しています。ご存知の方も多いかと思いますが、パチスロの筐体は再利用(流用)されています。そのため、メダル機筐体の在庫を上手く活用すれば制作費を抑えて提供することも可能。これはホールにも嬉しい要素ですが、各メーカーの方針で大きく異なりそうなので実際にどのような状況になるかは未知な部分が多いです。
といったところで、今回の緩和は6.2号機(有利区間倍増)や6.5号機(差枚方式)のような大改革……ではありませんでした。しかし、立て続けに出玉性能に影響する緩和が続いていたため、ここで「規制」にならなかったこと自体に価値があると捉えています。
前回のコラムでも書いた通りホールは今年が最大の正念場、成熟期に突入した6号機がどのように7号機を目指して行くのか? 慎重に行方を見守っていきたいところです。
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