2025/06/04
6号機時代突入より長年息を潜めていたAタイプ業界に、一石を投ずる新たな施策…BT機の導入!!
こんにちは、ミナトです。
Aタイプファンとして、個人的にも非常に注目しているこのマシン。6月2日に全国導入が開始、今回は実際に導入初日のホールを調査してきたので、その模様と合わせて紹介していこうと思います。
Aタイプ界隈にとっては久々の明るい話題。ということで、多くのホールが新台入れ替えの告知でBT機をアピール!! その成果もあり、朝からしっかり稼働するホールが目立ちました。
導入前は「ユーザーの盛り上がりはイマイチ…」なんて声も珍しくありませんでしたが、これに関しては想定を上回る結果です。
客層は40代以上の男性がメイン。また、夕方以降はスーツ姿のお客さんが着席するシーンも多数見受けられました。「Aタイプファンを呼び戻す」「夜からの短時間稼働を上げる」これがBT機発足の狙いと言われていましたので、初日は上々の立ち上がりと言えそうです。これが今後も継続するか…ホールの扱いに期待したい。
AT機と比較すると利益を取りにくい台(低コイン単価)ではありますが、意外にも大手法人のホールではシマ・ボックス単位で設置、BT機を盛り上げていきたいという意気込みを感じることができました。それもあってか、導入初日は朝からしっかり稼働が付きプラス差枚で終える台も多数確認でき、扱いは良好。
そんな中、バラエティコーナーに数台、設置台数が少なめのホールは稼働、出玉共に振るわない傾向に…。当然ではありますが「設置台数=店の気合い」、この構図が当てはまる結果となりました。
BT機は店の扱いが命!! 現状は設置台数、ホールの傾向を見極めることが良い台に巡り会える術と言って間違いないでしょう。
ホールで状況を取材していると、あることに気付きました。
「データカウンタで台選びするの難しくないか…?」
これまでのAタイプであれば、単純にボーナス確率と出玉である程度良さそうな台を絞ることができました。しかし、BT機は獲得枚数の変動、意図的な連チャンが発生する台、単にデータカウンタを見て判断することができません。
BTの恩恵を多く受けていると差枚はプラスで推移、また連チャン系の台であればそのループ次第でボーナス確率も優秀な数字となるわけです。よって、機種の特性を理解して自ら計算する必要があります。
①ボーナス2回セットタイプ
(翔べ! ハーレムエース/LBプレミアムうまい棒/スマスロニューパルサーBT…など)
このタイプはボーナス回数がそのまま初当りとしてカウントされます。従来通りの手順で、総回転から表示される回数を割ればボーナス確率が算出可能。差枚数はBTの展開で大きく左右されるため出玉だけでの判断はNG。
②ループタイプ
(LBジャックポット…など)
初当りBIG後に高確率でボーナスがループするタイプ。そのため、展開次第では最終ボーナスが100回以上…なんてことも起こり得えます。連チャン中のゲーム数とボーナス回数を引いて計算する必要があります。
★本機の連チャンの起点はBB。連チャン終了時は必ずRBとなる。
③プレミアムループタイプ
(LBパチスロ1000ちゃんA…など)
こちらも上記のループタイプと同様、連チャン中のゲーム数とボーナス回数を引いて計算します。
★本機の連チャンの起点はRBで表示されることが多い模様。連チャン終了時はBB。
※データカウンタによって仕様が異なる場合がありますので一例としてご活用ください
BT機導入に先がけて、事前に試打を行ったライターや業界関係者に聞き取り調査を行ってみました。
前提として、今回施行された解釈基準の変更に対しては全ての人が前向きな意見を挙げています。BT機能搭載におけるデメリットとしては、支持機能の搭載やリプレイ確率変動の不可(AT・ART・RTを搭載した機種)といったところですが、BT機能にするか否かは自由なため、選択肢が増えるというだけですね。
しかし、このBT機が市場を賑わすか? 今後流行るのか? これに関しては慎重な意見が大半となりました。
画期的なシステムではありますが、一発で大幅な出玉を築けるようなトリガーの搭載は難しく、また狙い目となるゾーンや天井も存在しません。短時間では勝ち負けできる仕様ではありますが、あくまでもベースはリアルボーナスのAタイプ、『設定』が悪ければ手を出しづらいでしょう。ホールの扱いが悪ければ打てる機会は減少してしまいます。
導入間もない期間ではありますが、ひとまず順調な立ち上がりとなりました。とは言えホールも商売ですので、このような状況が続く訳はありません。お世辞にも現行のAT機のような売り上げは見込めないAタイプ市場、ホールの落とし所がどうなるか? そしてAタイプの復調はあるのか? まずは1ヶ月、動向を見届けたいと思います。
※6月6日発売の「パチスロ実戦術超RUSH7月号」にて各ライターのコメント、滲み出るパチスロライター感でおなじみの濱マモル氏との対談企画を掲載していますのでそちらもご覧いただけるとありがたいです。それではまた!!
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