調べ屋ミナトのスロ研生活

主にパチスロ実戦術で活動する、検証系ライターのミナトが綴るパチスロブログ。新台情報、検証実戦、得するネタをお届けするぞ!!

【有利区間3000G】6.2号機の規制緩和におけるメリット

2021/07/27

記事カテゴリ:ライターコラム

 

どうも、ミナトです。

 

今回のスロ研は改定された6.2号機の規制緩和について。既にご存知の方も多いかと思いますがこの度、有利区間の上限が1500Gから『3000G』に変更されました。

 

残念ながら2400枚の枚数制限は据え置きとなりましたが……個人的には意味のある前進だと考えています。そこで実際にどのようなメリットがあり、どんな機種が開発されるのか? 世間の観測に自身の予想を交えながら解説していきます。

 


①『天井からでも2400枚を獲得しやすくなる』

→これが最もシンプルに考えられるメリットです。6号機で天井を搭載する場合は、通常時から有利区間を走らせるのが基本。理由は有利区間が切れると内部状態、モード、蓄積していたポイントやゲーム数等がリセットされるためです。

 

【有利区間天井のイメージ】


 
仮に天井到達に800Gを必要とし、残り700GがAT消化分になる機種があったとします。


純増が低いタイプ(※3.0枚/G)だと

 

700G×3.0枚=2100枚
300枚足らんがな!!

 

という現象が起こります。例にしたスペックに近い台って結構ありますよね? そこで有利区間が3000Gになったら……もうお分かりですね。

 

「有利区間3000G」−「通常時800G」=残り有利区間2200G
余裕で足りる!!

 

 

天井到達から2400枚を獲得しやすくなるので、深くハマれば強い特化ゾーンがついてくる『天井恩恵』のようなものを搭載する機種も開発しやすくなります。

 

 

②『低純増マシンの活躍(ゲーム性の拡大)』

→最近は一時に比べ低純増マシンの導入が増えてきています。その理由の一つとして、ゲーム性の幅を広げるという目的が挙げられます。6号機から3.0枚を大きく上回る純増枚数の開発が可能となりましたが、現実は試験方式の都合でこれをフルに活かすことが困難となっています。

 

【出玉試験】


 
高純増マシンは試験を通過するためにいわゆる『出玉調整区間』のようなものを搭載する必要があるため、どうしても似たり寄ったりなゲーム性になってしまいます。

 

一方の低純増マシンはこの試験を通過しやすいため、幅広いゲーム性を作ることが容易になります。しかし、そうすると前述にあったような『天井問題』に直面。そこで3000Gが活きてくるわけです。

 

 

また現在は1500G以内(実際にはその半分程度のゲーム数)という狭い範囲に当たりを収める仕様が大半ですが、範囲が広がれば天井だけでなく、初当たりのバランス、モードの種類、ポイントシステムの拡大……etc.この辺りにも影響が出てくると予想できます。

 

 

③『ボーナス+ARTタイプの誕生』

→根強い人気を誇るボーナス+ARTタイプも開発しやすくなるとされています。リプレイ確率が変動するARTタイプ、リプレイは試験において少々厄介な存在で……とここで説明すると非常に長くなるので割愛して簡潔に申し上げると、出玉試験の問題で開発が非常に困難な状況。

 

 

現状、『いろはに愛姫』はボーナス+ARTタイプで登場していますが、本機はかなりの低純増且つ天井非搭載機です(主にボーナス当選から有利区間が走りだすタイプ)。ここだけ切り取ると十分に満足できるART機とは言えませんが、思い出してみてください……本機のスペックを!!

 

 


 
圧倒的激甘スペック!! この付加要素が高稼動を後押ししていると言っても過言ではないでしょう。ですが、今後はその特殊な付加要素以外でも勝負できる可能性が出てくるわけです。

 

導入が内定している『マジカルハロウィン〜Trick or Treat!〜』はボーナス+ARTタイプで且つ、天井機能も搭載されているとのこと。封印されていたジャンルが復活するのは単純に喜ぶべきことでしょう。

 


以上、6.2号機の規制緩和メリットについてお話させていただきました。実際に蓋を開けてみると、天井到達率、高純増マシンの衰退、当たりが重くなりやすい等、デメリット要素も出てくるかと思われます。しかし世間のニーズに合わないようであれば現行機と同じタイプを作ることも可能、大は小を兼ねますのでね。規則は厳しくなることが通常運転、ひとまず前向きに捉えて見届けてみてはいかがでしょうか?

 

 

それでは、また次回!!